[[全文検索システム『ひまわり』]] ---- 『ひまわり』は,言語研究用に設計された全文検索システムです。 このリリースノートでは,『ひまわり』ver.1.3 で追加された機能,ダウンロードの方法,ver.1.2 からの移行方法について説明します。 ---- 目次 #contents *1.ver.1.3 の開発方針 [#c9e9842a] ver.1.3 では,次の開発方針を掲げて,機能の増強を図った。 -複数・大規模なコーパスへの対応 -検索能力の向上 *2.追加された機能 [#rd7062bd] **複数・大規模なコーパスへの対応 [#q4d85fcd] -メモリ使用量削減のため,XML の要素内容,要素属性を独立して検索するようにアルゴリズムを変更(ver.1.2 では,一つの検索結果に含まれる要素内容,および,すべての要素属性をまとめて検索する仕様になっていた) -[[コーパス選択用のGUIを追加>全文検索システム『ひまわり』/利用者マニュアル/1_3/4.詳細な検索を行う#o787f26d]] //--検索対象のコーパスを事前に設定ファイルで指定可能 //--設定ファイル setting/corpora/li/@isSelected を追加 -[[用例抽出条件の指定機能を追加>全文検索システム『ひまわり』/利用者マニュアル/1_3/4.詳細な検索を行う#s33e4789]] --ランダムに抽出 --用例数の計測のみを実施 --抽出数上限を設定可能にした -[[検索結果を複数の表で表示する機能を追加>全文検索システム『ひまわり』/利用者マニュアル/1_3/3.検索してみよう#y4f0c452]] -セル編集機能の追加 //--setting/field_setting/li/@isEditable (="true") **検索能力の向上 [#w5c6981c] -[[要素内容の正規表現検索機能を追加>全文検索システム『ひまわり』/利用者マニュアル/1_3/4.詳細な検索を行う#z7cebfd2]] -空要素タグの前方検索機能の追加 -[[汎用の字体辞書の搭載>全文検索システム『ひまわり』/利用者マニュアル/1_3/4.詳細な検索を行う#l54ad071]] -設定ファイルで前後文脈制約値の指定を可能にした //---preceding_context_constraint //---following_context_constraint *3.ダウンロード [#ceec6aef] -[[ダウンロードのページ>全文検索システム『ひまわり』/ダウンロード/『ひまわり』ver.1.3]]からダウンロードしてください。 -インストールの方法は,[[利用者マニュアル>全文検索システム『ひまわり』/利用者マニュアル/1_3]]をご覧ください。なお,ver.1.2 からの移行方法については,次節をご覧ください。 *4.ver.1.2 からの移行 [#q58ec16a] この節は,ver.1.2 を利用されていた方々向けの情報です。次の方々以外は,読み飛ばして結構です。 -ver.1.2 をお使いの方で,ご自分で『ひまわり』用の資料を作成している方 -『太陽コーパス』『近代女性雑誌コーパス』など ver.1.2 に標準添付されていたコーパス以外のコーパスをご利用の方 ver.1.2 用のコーパス,および,設定ファイルはそのまま ver.1.3 でも利用できます((ただし,ver.1.3 で索引付けしたコーパスは,ver.1.2 で利用できるとは限りません。))。次の手順で,コーパス,および,設定ファイルの移行を行ってください。 +&color(red){ver.1.2 がインストールされているフォルダのバックアップを行ってください。この後の手順で,ver.1.2 の『ひまわり』フォルダに新規にファイルの上書きを行います。}; +ver.1.3β01 をダウンロードしてください。 +ver.1.3 をダウンロードしてください。 +ダウンロードしたファイルを解凍してください。 +解凍後,Himawari_1_3_b01 フォルダが現れますので,すべてのファイルを ver.1.2 の『ひまわり』フォルダに上書きコピーしてください。 +解凍後,Himawari_1_3 フォルダが現れますので,すべてのファイルを ver.1.2 の『ひまわり』フォルダに上書きコピーしてください。 以上で終了です。 *謝辞 [#l3306292] 『ひまわり』ver.1.3 は,[[『博報「ことばと文化・教育」研究助成』:http://www.hakuhodo.co.jp/foundation/subsidy/index.html]]を受けて行われた「言語資料の共有,利用を支援する環境構築に関する研究」の成果の一部です。研究助成してくださった財団法人博報児童教育振興会に感謝いたします。