#navi(../) *3.1 映像・音声ファイルを再生しながら注釈づけする [#yb7794ec] *3.2 進行中のディスカッションを録音しながら,注釈づけする [#c21c75e5] ここでは,リアルタイムで行われている議論を録音しつつ,注釈づけを行う方法を示します。 ここでは,議論の録画・録音ファイル(以後,メディアファイル)を再生しながら,注釈づけを行う方法を説明します。 **3.1.1 基本的な利用の流れ [#r6d7d5b5] **3.2.1 基本的な利用の流れ [#r6d7d5b5] 基本的な利用の流れは,次のとおりです。 + [[準備>../2.準備]]が整っているか確認してください。 + メディアファイルを再生します。 + ビデオを見ながら,注釈をつけていきます。 + 録音を開始します。 + 議論を観察しながら,注釈をつけていきます。 + 注釈結果を保存します。 **3.1.2 メディアファイルの再生 [#kc4751b3] まず,FishWatchr を起動してください。 **3.2.2 録音の開始 [#kc4751b3] 録音を開始する前に,OS の録音関連の設定やマイクの動作を確認して下さい。FishWatchr 自体には,録音に関する設定はありません。 メディアファイルの再生は,下記の再生ボタン(▶)を押すか,[ファイル]⇒[ファイルを開く]を実行して下さい。すると,ファイル選択画面になりますので,再生したいビデオのファイルを選択して下さい。 FishWatchr を再生停止の状態にすると,コントロールボタンが次のような状態になります。この状態で,録音ボタン(&color(red){●};)を押すと,録音が開始します。最大2時間の録音が可能です。 #ref(./play_button.png,center,wrap,80%) 再生状態では再生ボタンのマークが ▶ から,〓になります。〓の状態でボタンを押すと,一時停止となります。再生を終了したければ,停止ボタン(■)を押して下さい。停止ボタンを押した後,別のメディアファイルを再生するには,[ファイル]⇒[ファイルを開く]を実行して下さい。 停止ボタン(■)を録音は終了し,音声ファイルを出力します。再度,録音ボタン(&color(red){●};)を押すと,別の音声ファイルに録音されます。注釈も別のファイルに記録されるので,注意してください。 ◀◀ と ▶▶ は,ぞれぞれ後方,前方のスキップです。デフォルトの設定では,スキップ量は5秒です。スキップ量を変更するには,[オプション]⇒[スキップ時間]で指定してください。単位はミリ秒です。 **3.2.3 注釈づけ [#y64a90ec] 注釈づけの方法は,映像・音声ファイルを再生しながら注釈づけする場合と同じです。[[3.1.3>../3.1#y64a90ec]]を参照して下さい。 #ref(./fishwatchar_example1.png,65%) RIGHT:ビデオ欄の画像は,[[Paul Bogush: Middle School Fish Bowl Discussion>http://www.youtube.com/watch?v=RwxnBv-dNBI]][www.youtube.com]から引用 **3.2.4 データの保存と読み込み [#w8e6feb7] 録音した音声データは,WAV 形式のファイルとして記録されます。 **3.1.3 注釈づけ [#y64a90ec] 注釈用ボタンを押すと,その再生位置(一時停止時の場合は停止位置)に注釈がつきます。注釈づけされる情報は,次のとおりです。 付与した注釈結果を保存するには,[ファイル]⇒[保存]を実行してください。CTRL-s でも同様に注釈結果の保存が実行されます。ファイルの形式は,XML です。音声データのファイルを test.wav とすると,注釈ファイルは test.wav.xml となります。注釈ファイルは,注釈対象のメディアファイルと関連付けられますので,同一フォルダに置くようにして下さい。 #ref(./annotation_example1.png,center,wrap,80%) 注釈ファイルを読み込むには,再生時のファイル選択で指定して下さい。注釈データが読み込まれると同時に,対応付けられたメディアファイルが再生されます。 - 時間(再生開始からの経過時間) - 注釈者([注釈]⇒[注釈者名]で設定) - 話者([注釈]⇒[話者]で設定) - ラベル([注釈]⇒[ラベル]) - セット(注釈づけ活動を区別するためのID) - コメント ボタンを押した時に付与される情報は,「話者」だけ/「ラベル」だけ/「話者」「ラベル」の両方,の3通りがあります。注釈づけの内容・状況に応じて,[注釈]メニューの次の項目を変更してください。 :[注釈]→[討論者優先] / [ラベル優先]|デフォルトでは,「話者優先」です。「ラベル優先」にすると,注釈用ボタンが話者ではなく,ラベルごとに表示されるようになります。 :[注釈]→[同時注釈]|この項目にチェックを入れると,注釈用ボタンを押した時に,「話者」「ラベル」両方の情報を付与できるようになります。ボタンの表示順序は,[注釈]→[話者優先] / [ラベル優先]でチェックされている方が先になります。例えば,「ラベル優先」で同時注釈を行うと,まず,ラベルごとに注釈用ボタンが表示され,ボタンを押すと,話者選択の注釈用ボタンが現れるようになります。 **3.1.4 注釈データの保存 [#w8e6feb7] 付与した注釈結果を保存するには,[ファイル]⇒[保存]を実行してください。CTRL-s でも同様に保存が実行されます。 保存結果は,注釈対象の動画ファイルとは独立したファイルに記録されます。注釈ファイルの拡張子は,.xml です。例えば,test.mp4 という動画ファイルであれば,test.mp4.xml に注釈が保存されます。注釈ファイルは,注釈対象のメディアファイルと関連付けられますので,同一フォルダに置くようにして下さい。 注釈ファイルを読み込むには,再生時のファイル選択で指定して下さい。注釈データが読み込まれると同時に,メディアファイルが再生されます。前述のとおり,メディアファイルは,注釈ファイルと同一フォルダに置いて下さい。 **3.1.5 その他の機能 [#n5cc78a3] - ''注釈位置からの再生'': 再生したい注釈の「番号」か「時間」列をダブルクリックしてください。デフォルトの設定では,注釈時間の2秒前から再生されます。 - ''再生位置の注釈表示'': 注釈リスト欄で,CTRL-j を押すと,現在の再生位置に対する注釈にジャンプします。 - ''注釈連動再生モード'': [オプション]⇒[注釈連動再生] (CTRL-y) をチェックすると,再生位置と注釈の表示が連動するようになります。 - ''コメントの削除'': 当該のコメントにカーソルを移動し,右クリックしてください。ポップアップウィンドウから,[列の削除]を実行してください。 - このほか,次のような機能があります。これらの機能は,[コントロール]メニューから実行できます。 -- 再生速度の調節 -- キーボードによる再生・一時停止操作 -- 前後の注釈位置からの再生 #navi(../)