[[全文検索システム『ひまわり』]]
*1.ver.1.6 の開発方針 [#c9e9842a]
ver.1.6 では,教育現場で言語資料作成の実習や分析を行うことを考慮して,次の方針を掲げて,開発を行いました。
- 資料の分析を考慮した機能の拡充
- 設定ファイル作成の GUI 化
*2.追加された機能 [#rd7062bd]
** 計測のみの検索機能の拡充 [#r325783a]
- 検索結果の指定した列の組ごとに頻度を計測し,一覧する
-- [[実行例:検索文字列を作品ごとに計測する>./計測機能の実行例]]
//- 従来の版では,大量の検索結果が予想される時のために,検索結果を表示しないで,検索総数だけを計測する機能がありました。
//- 新しい版では,従来の機能に加え,検索結果の指定した列の組ごとに頻度を計測し,一覧できるようにしました。
//- この機能を使うことにより,
** アノテーションされた情報の集計 [#k1ab97d7]
- 付与されているアノテーション内容の一覧を作成する
-- [[実行例:ルビの一覧を作成する>./要素一覧機能の実行例]]
** アノテーション用データベースの改善 [#z6ae9c5c]
- 従来版では,形態素解析結果のアノテーションのように辞書に基づいた大量のアノテーションを行う場合,リレーショナル・データベースを利用していたが,データベースを新たに実装した。これにより,次の点が改善される。
-- 検索速度の向上(例:青空文庫パッケージの形態素解析結果追加パッケージの場合,1.5倍から3倍程度)
-- データサイズの削減(例:青空文庫パッケージの形態素解析結果追加パッケージの場合,約6GB必要だったが,約1.6GBになった)
-- 運用の柔軟性(例:サブコーパスごとにデータベースを作れるようになった)
#br
-- [[実行例:テスト用言語資料>./テスト用言語資料]]
** その他 [#z2706940]
- 「統計」機能において,選択した列に「頻度」列があった場合,その値を頻度計測時に加算するようにした
- メモ機能用のメニューを必要なときのみ表示するようにした
- [編集]⇒[検索]のキーを保存するようにした
- フィルタ機能の高速化
- 検索速度の高速化
- アイコンの高解像度化 ⌣
#ref(./himawari_chan_512.png,40%)
** 次期スナップショット追加予定 [#m614b649]
//- RDBを使用しないで,Standoff タイプのアノテーションを検索する