#navi(../) *3.検索してみよう このページでは,『ひまわり』を使って,簡単な検索をするところまで説明します。本ページで扱う内容は,次のとおりです。 -簡単な検索の方法 -検索結果の見方 -検索結果を詳しく見る(検索結果の並べ替え,記事全体の閲覧など) **3.1 『ひまわり』の起動と検索対象とする資料の選択&aname(how_to_select); まず,『ひまわり』を起動しましょう。『ひまわり』の起動方法は,「[[2.3 『ひまわり』の起動>./2.インストール#how_to_execute]]」を参照してください。 まず,『ひまわり』を起動しましょう。『ひまわり』の起動方法は,「[[2.3 『ひまわり』の起動>../2.インストール#how_to_execute]]」を参照してください。 『ひまわり』起動直後の状態では,デフォルトの設定ファイルの config.xml が読み込まれ,テスト検索用に同梱されている「[[『太陽コーパス』サンプル>全文検索システム『ひまわり』/『太陽コーパス』サンプル]]」が検索対象になります。 // 次に,検索対象とする資料を選択します。どの資料を検索対象とするかは,「設定ファイル」で指定します。『ひまわり』が起動する際,インストールされているフォルダに config.xml が存在すれば,それを設定ファイルとして読み込みますので,config.xml で指定されている資料が検索対象となります。 // もし,config.xml が存在しなければ,「[[2.4 『ひまわり』の起動>ひまわり/利用者マニュアル/1_2/2.インストール#how_to_execute]]」で説明したように,設定ファイルの選択を促すウィンドウが現れるので,検索したい資料用の設定ファイルを指定することになります。 検索対象の資料を変更するには,次のように,[ファイル]→[新規] を実行してください。設定ファイルを指定するためのウィンドウが現れるので,そこで検索したい資料の設定ファイルを選択してください。 &ref(himawari_man_new.png,,設定ファイルの読み込み); **3.2 簡単な検索の方法 // まず,『ひまわり』を起動しましょう。『ひまわり』の起動方法は,「[[2.インストール>ひまわり/利用者マニュアル/1_2/2.インストール#how_to_execute]]」を参照してください。 『ひまわり』が起動したら,検索したい文字列を「検索文字列」欄に書き込んでください。検索する資料によっては、「字体変換」ボタンが表示され、字体変換機能が利用できる場合があります。このボタンを押すと、入力した文字列を旧字体や異体字に変換することができます。例えば、『太陽コーパス』で,「国語」と入力して,このボタンを押すと,「國語」と変換されます。 検索文字列を書き込んだら,「検索」ボタンを押してください。検索が始まると,画面下の「メッセージ」欄に「検索中 ...」と表示されます。検索が終わると,「検索結果表示」欄に検索結果が表示されるとともに,「メッセージ」欄に検索総数が表示されます。下の図は,「國語」を検索した結果ですが,474 件検索されたことがわかります。 &ref(himawari_man_search.png); **3.3 検索結果の見方 検索結果は,1行が1件の検索結果に対応します。どのような情報が検索されるかは、検索対象の資料によって異なります。参考のために、『太陽コーパス』の検索結果に含まれる列の内容を次に示します。 |列名 |内容 |太陽 XML データとの関係|h |前文脈 |検索文字列に対する前文脈|| |キー |検索文字列 || |後文脈 |検索文字列に対する後文脈 || |年 |「太陽」の年| 「太陽」要素の「年」属性値| |号 |「太陽」の号| 「太陽」要素の「号」属性値| |題名 |記事の題名| 「記事」要素の「題名」属性値| |著者 |記事の著者| 「記事」要素の「著者」属性値| |欄名 |記事の欄名| 「記事」要素の「欄名」属性値| |位置 |検索文字列の位置| l 要素の「位置」属性値| |ジャンル| 記事のジャンル| 「記事」要素の「ジャンル」属性値| |文体 |記事の文体 |「記事」要素の「文体」属性値| |話者 |検索キーの話者 |「引用」要素の「話者」属性値| |種別 |引用の種別 |「引用」要素の「種別」属性値| |原文 |注記の情報 |「注」要素の「原文」属性値| **3.4 検索結果を詳しく見る ***3.4.1 検索結果の並べ替え(ソート) 検索直後の検索結果の並び順は,設定ファイルに定義されています。例えば、『太陽コーパス』では、年,号が昇順になるようになっています。 検索結果を自分の好みの列で並べ替えたいときは,「検索結果」欄の列名の部分を左クリックしてください。例えば,「著者」をクリックすると,同一著者の検索結果をまとめることができます。 並べ替えは,次の規則に基づいて行われます。 -各セルの先頭の文字から順に文字コード(Unicode として解釈される点に注意)の大小を比較していくことにより決定されます。 -ただし,「前文脈」の欄だけは,その性質上,欄中の末尾の文字から順に比較していきます。 -複数の列で並べ替えを行うには,列の優先順序の逆順で,列をクリックしてください。例えば,優先順序を「年」,「号」とした場合は,「号」,「年」の順に列名の部分をクリックしてください。 ***3.4.2 より広い範囲での閲覧&aname(sssec3_4_2); 閲覧したい検索結果のセルを左ダブルクリックしてください。Web ブラウザが起動し,KWIC (''K''ey''W''ord ''I''n ''C''ontext) よりも広い文脈で、当該の検索文字列を参照することができます。どの範囲が閲覧できるかは、資料によって異なります。例えば、『太陽コーパス』では、次のように、記事の単位で閲覧できます。 &ref(himawari_man_browser.png); ***3.4.3 検索結果の絞込み 検索結果を列ごとに条件を設定して,絞込みを行う機能です。複数の列に対して,条件を設定することができます。 検索結果の絞込みを行うには,絞り込みの条件を設定する列の列名にマウスカーソルを合わせ,右クリックしてください。次の例は,「欄名」欄で絞込みの条件を設定しているところです。表示されたウィンドウには,その列に含まれている値が列挙されるので,その中から選択してください。 &ref(himawari_man_filter2.png); 絞込みの条件は,正規表現でも設定することができます。[文字列を指定]を選択すると,次のウィンドウが現れるので,正規表現を指定してください。 &ref(himawari_man_filter2_input.png); 絞込みの解除を行うには,絞込みの条件を設定した列の列名の部分で,右クリックしてください。次のウィンドウが現れるので,[フィルタ解除]を選択してください。設定した絞込み条件が解除されます。ただし,すべての列の絞込み条件が解除されることに注意してください。 &ref(himawari_man_filter2_cancel.png); ***3.4.4 列幅の変更 列名の部分で,列と列の間にマウスカーソルを合わせると,マウスカーソルの形状が←→のようになります。そのときに,左クリックしながらマウスを移動させると列の幅を変更できます。 &ref(himawari_man_width.png); ***3.4.5 セルの値の参照 検索結果の個々のセルを詳しく見るには,そのセルを左クリックしてみてください。すると,そのセルの値が「セル値表示」欄に表示されます。 &ref(himawari_man_cell.png); #navi(../)