#author("2018-11-05T17:54:07+09:00","default:rd","rd") #author("2018-11-09T12:35:20+09:00","default:rd","rd") [[観察支援ツール FishWatchr/Mini]] //&color(red){&size(20){本ページは構築中です};}; * 1.概要 [#bb454a1d] - 本ページでは,複数の観察者による観察結果を,同時に収録した映像・音声データ(以後,メディアデータ)とFishWatchrで同期する手順を示します。 -- これらの操作は,基本的に,管理者が行うことを想定しています。 -- 観察データの保存にはサーバ機能を使うことを前提に説明します。 * 2.必要機材 [#h5f1ffeb] - 撮影機材 -- 実技を収録するために使用します。 - 管理者用FishWatchr Mini (以後,管理者用FWM) -- 収録開始時刻の記録用に用います。 -- グループ名を決めて,設定してください。 -- 使用するデバイスの時刻は,正確に合わせておいて下さい。 - 観察者用FishWatchr Mini (以後,観察者用FWM) -- [[観察(アノテーション)編>../observation]]を参考にデバイスを設定してください。 -- グループ名の設定は,管理者と同じものを使用してください(グループ名の末尾に $ をつける)。 -- オートセーブ機能はOnにしておいてください。 - FishWatchr (以後,FW) -- メディアデータと観察データを同期させるために使用します。 * 3.実技の撮影 [#eb7fe4b2] #ref(./fwm_savetime2.png,right,wrap,around,30%) - 撮影の開始時刻(メディアデータの開始時点での時刻)をFWMで記録します。これは,メディアデータと観察データと同期するために必要です。 -- 画面右上のメニューから「時間記録」を選択すると,時刻の入力方法を指定するダイアログが現れます。&color(red){なお,この機能は管理者でないと実行できません(グループ名の末尾に $ をつける)。}; --- 「現在時刻入力」:撮影開始のタイミングで,「OK」ボタンを押してください。その時点での時刻が記録されます。 --- 「手動時刻入力」:撮影開始の時刻を手動で入力し,「OK」ボタンを押してください。 -- 記録結果は,サーバに保存してください。オートセーブ機能をオンにしておけば,時間記録ボタンを押したタイミングで,自動的に保存されます。 -- 記録結果は,サーバに保存してください。オートセーブ機能をオンにしておけば,上記ダイアログのOKボタンを押したタイミングで,自動的に保存されます。 -- グラフ機能(「経過時間」表示)では,最後に行った「時間記録」の値を経過時間の基準として使用します。 #clear * 4.実技の観察 [#ac7692e8] - 管理者は観察者に「観察が終了したら,必ず[[「終了」ボタン>../observation#m4b78df2]]を押す」ように指導してください。 - 観察終了ボタンを押したタイミングで,自動的に観察結果がサーバに保存されます。 - 操作ミスやデバイスの問題で観察が中断してしまった場合,FWMを再起動するなどして,観察を再開して下さい。 * 5.メディアデータと観察結果の同期 [#b471cb5b] 以下の処理は,FWをインストールしたPC上で行います。 #ref(./fwm_datalist6a.png,right,wrap,around,30%) + グループの観察結果のアーカイブファイルをダウンロードし,展開(解凍)してください。 -- ダウンロードするには,グループ名を指定し,「グループ結果」ボタンを押して下さい。 -- アーカイブファイルは,次の構造を持ったzipファイルです。 --- txt/ ... 全観察結果(テキスト形式) --- xml/ ... 全観察結果(FW の XML形式) --- all_annotations.txt ... テキスト形式の観察結果をマージしたもの + xml フォルダに含まれる時間記録ファイルを確認して下さい。 -- _sys_timebase で始まるファイルが,開始時刻を記録したファイルです。 --- もし,複数の時間記録ファイルが存在する場合,同期する際に,最も古いファイルが利用されます。 --- 不要な時間記録ファイルは,時間記録ファイルのファイル名を参照して,削除して下さい。例えば,次の時間記録ファイルは,2016年11月28日15:20:50の開始時刻を記録したファイルです。 _sys_basetime_0_monday_4_20161128_152050_monday_4.xml + 収録したメディアファイルを,xml フォルダにコピーして下さい。 -- メディアファイルを編集するなどして,開始位置が変わる場合は,時間記録ファイルも変更する必要があります。 --- メディアファイルの開始位置の時間を時間記録ファイル(先頭行)に書き込んでください。秀丸などのテキストエディタで,修正できます。小数点以下の値が不明な場合でも,3桁で適当な値を入れておいてください。 <comment_list start_time="2016-12-05 09:50:02.506" media_file=""> -- 開始位置を変更することを考慮し,撮影時は画面中に正確な時刻を表示できる時計などを入れておくとよいでしょう。 + xml フォルダを起動しているFWにドラッグ&ドロップして下さい。これで,メディアデータと観察データとが同期した状態になります。 #clear //-- オートセーブ機能をオンにしてください。 //--- 観察終了時に観察データはサーバに自動的に保存されます。 //--- オートセーブ機能を使わない場合は,観察終了時に各自データを保存するようにしてください。 //-- グループ名を決めて,FWMのグループ名欄に設定してください。サーバに保存された観察データはグループ単位でまとめてダウンロードすることができます。 //* FW + FWM [#j028e6fb] //* FWで行う方法 [#l46e7464]