ここでは,ディスカッションの録画・録音ファイル(以後,メディアファイル)を再生しながら,注釈づけを行う方法を説明します。
基本的な利用の流れは,次のとおりです。
まず,FishWatchr を起動してください。
メディアファイルを再生するには,次の三つの方法があります。
ネットワーク上のファイルや YouTube のビデオを再生することもできます。その場合は,[ファイル]⇒[URLを開く]でURL を指定して下さい。
再生状態では再生ボタンのマークが ▶ から,〓になります。〓の状態でボタンを押すと,一時停止となります。再生を終了したければ,停止ボタン(■)を押して下さい。停止ボタンを押した後,別のメディアファイルを再生するには,[ファイル]⇒[ファイルを開く]を実行して下さい。
◀◀ と ▶▶ は,ぞれぞれ後方,前方のスキップです。デフォルトの設定では,スキップ量は5秒です。スキップ量を変更するには,[オプション]⇒[スキップ時間]で指定してください。単位はミリ秒です。
注釈用ボタンを押すと,その再生位置(一時停止時の場合は停止位置)に注釈がつきます。ボタンは,キーボードからも押すことができます。例えば,左から2番目のボタンを押す場合は,ALTキー(Mac OS X の場合は,commandキー)を押しながら,「2」を押して下さい。注釈づけされる情報は,次のとおりです。
ボタンを押した時に付与される情報は,「話者」だけ/「ラベル」だけ/「話者」「ラベル」の両方,の3通りがあります。注釈づけの内容・状況に応じて,[注釈]メニューの次の項目を変更してください。
付与した注釈結果を保存するには,[ファイル]⇒[保存]を実行してください。CTRL-s でも同様に保存が実行されます。
保存結果は,注釈対象の動画ファイルとは独立したファイルに記録されます。注釈ファイルの拡張子は,.xml です。例えば,test.mp4 という動画ファイルであれば,test.mp4.xml に注釈が保存されます。注釈ファイルは,注釈対象のメディアファイルと関連付けられますので,同一フォルダに置くようにして下さい。
注釈ファイルを読み込むには,再生時のファイル選択で指定して下さい。注釈データが読み込まれると同時に,メディアファイルが再生されます。前述のとおり,メディアファイルは,注釈ファイルと同一フォルダに置いて下さい。